歯を長持ちさせるには

歯を長持ちさせるには

歯とは頑丈で、動いたりすることはないものだと思っていませんか?

けれども実際には、歯はかなり弱い力でも動いてしまうものなのです。頬杖や横向き寝、うつぶせ寝を長時間続けていると、徐々に顎がずれたり歯の傾きが変わったりして、いつの間にか歯列のアーチが崩れ、顔の歪みとなって現れます。歯を長持ちさせるには、生活習慣の改善や歯にかかる力のコントロールをしていくことが重要です。

治療技術は進んでいるのに、歯が悪くなる?

歯を長持ちさせるには近年、歯科医学界はめざましい発展を遂げており、むし歯や歯周病予防といったメインテナンス技術の進歩により、一昔前に比べ歯はとても長持ちするようになりました。しかしながらその一方で、毎月定期検診をしっかり受けていて、むし歯や歯周病の予防治療をしているにも係わらず、状態が悪くなっている人が増えています。それはなぜでしょうか。

歯は、1日平均2000~3000回も咀嚼運動をして食べ物をすり潰していますので、包丁などと同じで、毎日使っていくうちにすり減っていきます。また天然歯(自分の歯)だけでなく、金属やセラミックの詰めもの、被せものも、上下の歯で咀嚼している限り、必ずすり減っていくのです。

さらに、人間はストレスを抱えると食いしばりや歯ぎしりなどを引き起こすことがあります。ストレスを解消しながら健全な生活を送っている人であれば、上下の歯が接触するのは食物を噛んだり飲み込んだりするときだけです。しかし食いしばりなどがある人は、常に上下の歯を接触させているために、歯がすり減り、歯が倒れたりしてかみ合わせが悪くなり、歯が破折するなどして大きなダメージを受けるリスクが高くなる、つまり歯の寿命を縮める要因になります。

生活習慣を改善することが歯を長持ちさせる

生活習慣を改善矯正治療をするときなど、かなり弱い力をかけただけでも歯は動いていきます。それが強い力となれば言うまでもなく、歯に過剰な力がかかる食いしばりや歯ぎしり、頬杖や横向き寝といった習慣を治さなければ、顎がずれ、歯が倒れてしまうことにつながるのは自明の理です。

顎がずれ、歯が倒れてしまうとかみ合わせも変わってしまい、強くあたる歯とそうでない歯が出てきます。そうすると、強くあたる歯は破折したりものが噛みづらくなったりします。そして噛みやすい側でばかり食物を噛むようになって左右がアンバランスになり、結局は歯がダメージを受けることになります。

むし歯や歯周病で、いくら良い治療を受けても、歯にダメージを与えてしまう生活習慣や力のコントロールをしないと、歯は長持ちしません。歯がしみる、歯がぐらぐらする、咀嚼時に違和感を感じる、さらには頭痛、肩凝りといった症状が出た場合、顎のずれやかみ合わせの異常が原因であることが少なくありません。歯の治療や歯並びの治療をしても症状がよくならないときには、顔や体を歪ませる悪い生活習慣に気づき、改善することが症状の改善や口元の若さと健康を保つのです。

当院で行っている定期検診

当院で行っている定期検診顎がずれるのも歯が傾いていくのも、急に動くわけではなく、長い年月をかけて徐々に悪くなっていくのです。そのため最初の頃は気がつかず、症状が現れてからはじめて異常に気づくことが少なくありません。

初期段階で自覚するために定期検診を受けることが重要です。当院で行っている定期検診では、歯をお掃除するだけでなく、かみ合わせのチェックや歯が倒れてきていないか、顎が歪んできていないかなどを重点的に診ていきます。そこでちょっとした変化に気づくことが大切であり、なぜそうなったのかその理由を追求しながら、生活習慣の指導を行っています。原因を取り除かないと再び同じことが起きるからです。

また当院では、変化を記録しておくために必ず口腔内写真、顔写真、全身写真、レントゲン写真など、いろいろなデータを採取し、患者さん専用の資料を作らせていただいております。かみ合わせについては、患者さんがどういう噛み方をしているのか動画を撮影して、咬合面形態や歯のポジションを考えます。

一度作った資料は大切に保管し、患者さんがいつ来院されても以前の写真と比較できるようにしています。資料を作ることで、顔や身体の歪み、歯が倒れてきているといった口腔内の変化に気づくことができます。

大きなストレスを抱えている時こそ咬合力の分散を

咬合力の分散現代社会では、昼間の食いしばりが大きな問題になっており、その原因のほとんどがストレスだと考えられます。食いしばりは、非常に強い力で上下の歯を噛みしめるので、歯や顎、筋肉、骨にダメージを与えてしまいます。そのため、いかに咬合力(噛みしめる力)をコントロールするかが大切になります。

ストレスは人によって違いますし、年齢によっても違います。仕事が忙しかったり、子育て、育児、介護、さまざまなプレッシャーなど、様々な要因があります。ましてや長い人生においては、良い時もあれば悪い時もあります。そうした悪い時にこそ、歯や歯周組織、顎などに悪い影響が出てくるのです。

ストレスを解消することは難しいですが、ストレスを抱えた時、人生において悪い時にいかに力のコントロールをして咬合力を分散させられるかが、歯を長持ちさせる上で大事になると考えます。

生活習慣の指導をして「態癖」を治す

「態癖」を治す右を向いて左側でものを噛むことはできません。右を向くとほんの少し顎が右にずれるため、右噛みしかできないのです。いつもテレビを見ながら右を向いて食事をしている人は無意識のうちに右噛みになります。このような、普段の癖を「態癖」といいます。

態癖にはさまざまなものがあり、それが顎や歯に影響を与えています。たとえば、顎関節症になる人はうつ伏せ寝が習慣になっているケースが多く見られます。うつ伏せ寝をしていると、顎が後方に下がってしまい、常に顎関節に負荷をかけるために顎関節症につながっていくのです。

日本人の態癖として典型的ともいえるのが、右向き寝左頬杖です。習慣的に右向きで寝ていると、右の歯に負荷がかかるために右側の歯が倒れていきます。またパソコンが普及している昨今、右手にマウスを持ち、左手で頬杖をする人が多くなっています。このような態癖がある人は、必ずと言っていいほど左側の歯並びのアーチが崩れたり、歯が倒れていきます。そして歯が倒れてしまうとかみ合わせが変わり、歯や歯周組織、顎、筋肉などにも影響が出るようになり、正常な咀嚼運動ができなくなる場合があります。

このような状態にならないように、当院では定期的なメインテナンスで態癖のチェックを行い、歯が長持ちするように生活習慣の指導を行っております。

以下の態癖はありませんか?
こうした態癖がある場合には、顎の歪みや歯が倒れる原因となります。

「態癖」を治す

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