かみ合わせ治療

かみ合わせ治療

良好なかみ合わせとは、上の歯と下の歯が均等に重なる状態です。しかし、歯ぎしりや食いしばりといった習慣や噛み癖、横向き寝や頬杖といった態癖によって歯が動いてしまい、かみ合わせは徐々に悪くなっていきます。かみ合わせが悪いと、顎関節症の原因となるだけでなく、顔の形や首が曲がってしまったり、頭痛、肩凝り、時にはうつ症状が出てしまうといった全身的な悪影響が現れることがあります。

かみ合わせのチェック法

【1】姿勢を正して椅子に座る。
【2】まっすぐ前を見て、口を閉じたまま奥歯を小刻みに噛む。

左右均等に奥歯まで噛んでいる......かみ合わせが正常です。
左右差がある、奥歯が空いている......かみ合わせがずれている可能性があります。

あわせて以下の項目もチェックしてみましょう
あてはまる項目がある場合、かみ合わせがずれている可能性があります。

・むし歯でもないのに歯がしみる(知覚過敏)。また、それがなかなか治らない。
・歯と歯の間が空いているわけではないのに、繊維質のものがよくはさまる。
・前歯の被せものや詰めものが、取れたり壊れたりしやすい。
・歯ぐきが重い感じがする。
・ものを噛みにくい側、噛みやすい側があり、片方ばかりでかんでしまう。
・歯ぐきがどんどん後退していっている。
・頬の内側、舌、口唇をよく噛んでしまう。
・走ったり・階段をおりたりするときに歯がひびく感じがする。
・ブラッシングにはかなり自信があるのに、歯周病と言われる。
・顔が左右対称ではない。
・どちらかの肩が下がっている。

かみ合わせの偏りによる不定愁訴とは

不定愁訴顎のずれ・かみ合わせは姿勢と密接な関係にあります。顎とかみ合わせは、全身を支えている筋肉に連動しているからです。そのため、顎の位置がずれたりかみ合わせが悪くなると、偏ることにより生じた緊張が筋肉に伝わっていきます。さらにそうした緊張が続いていると、次第に姿勢をゆがめ、骨格を前後・左右・上下にゆがめていきます。

かみ合わせの偏りは、筋肉のこり、血管・神経の圧迫などによる痛み、痺れといった症状を引き起こす元となり、血液・リンパの流れにも影響します。こうした諸症状を不定愁訴といいます。もちろん全てがかみ合わせの偏りから生じているとは限りませんが、当院ではしっかり問診・検査を行い、かみ合わせの異常があれば治療を行っております。

下顎が体全体のバランスを取っています

体全体のバランス顎の位置とは、下顎の位置のことを指します。顎のずれ、偏りというのは、この下顎の位置がずれていることを意味します。下顎は時計の振り子やブランコのように頭蓋骨にぶら下がっており、体の中の重りとして、頭蓋と身体全体の重心のバランスをとっています。体中の関節の中で、振り子のように左右同時に動くのは下顎の関節だけであり、そうした機能が咀嚼や発語、嚥下などに大きな働きをしています。

治療をしても噛めない場合も
たとえば、マイクロスコープを使って歯の根っこの治療(歯内療法)を完璧にしても、かみ合わせが悪いと歯は長持ちしません。あるいは、重度の歯周病の治療をして大切な歯を残しても、かみ合わせが悪ければ余計な力がかかってしまうため、歯が倒れてしまい、ものが噛めなくなるという可能性が出てきます。インプラント治療をすればものが噛めるようになるといわれますが、これもかみ合わせが悪いと十分に噛むことができません。
いくら良い治療をしても噛み合わせが悪いと全部が駄目になる場合があります。

かみ合わせを考慮した当院の治療
当院では、そもそも下顎は筋肉に支えられているため、下顎の位置をリラックスしたポジション(筋肉位)に決め、それに合わせて、歯を良いポジションに移動させます。(矯正治療)顎を後ろに下げない矯正治療をします。補綴物(被せ物)が多い場合はものを噛む動きに沿った形の仮歯を作製し、この仮歯で審美、機能、発音(舌感)、清掃性を確認します。その結果、問題がなければ、その最終的な仮歯の形態を真似する形で被せものを作製していきます。全身においての最適な下顎位を常に考えています。下顎は筋肉に支えられているため、ちょっとしたことで毎日、変化します。下顎位がリラックスした状態で変化しづらい、噛み合わせをいかに作ることが大切になります。

顎関節症

顎関節症かみ合わせの悪さにより、顎の関節に障害が起きるのが顎関節症です。顎関節症のほとんどが顎を後ろに下げる悪い生活習慣により顎関節の関節空隙を狭くしてしまい、顎の動きを悪くしてしまうため、起きます。 口を開けるとカクカクと音がする、口が開きにくい、顎が外れそうになるといった症状が見られるときには顎関節症の疑いがあります。軽い症状でも放置していると、口がほとんど開かなくなる可能性があるので注意が必要です。

専門的に説明すると顎関節に関しては、そもそも下顎骨は一対しかないのに顎の関節だけは左右に一つずつあり、合わせて2つあります。これは体の中では下顎骨だけになります。その二つの顎関節のポジションを決めているのは歯になります。咬頭嵌合位(習慣的に食事を食べる位置)が今のその人の顎関節の位置になります。咬頭嵌合位がずれていたり、歯並びが悪かったり、干渉などがあると顎は偏位していきます。その他いろいろな原因で歯のポジションが悪くなったり、歯が擦れていくと顎関節の位置が変わっていき、関節症状や筋肉に症状が出たりします。

顎関節症の症状
顎関節症には大きく分けて5つの症状があります。これらの症状が一つ、あるいはいくつか同時に起こることがあります。

●顎が痛む
顎関節や周辺の頬、こめかみが痛む。口の開け閉めや食べ物を噛むときなど、顎を動かしたときに痛みが生じる。

●口を大きく開けない
指2本程度(30mmくらい)しか口がひらかない。正常な人は指3本(40~50mm)程度開く。いきなり口が開かなくなる場合と、徐々に開かなくなる場合がある。

●顎を動かすと音がする
顎を動かしたときに耳の前あたりで「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がする。

●かみ合わせに違和感がある
顎の関節や筋肉に異常があると顎の動きが変化してかみ合わせが変わってしまうことがある。

●口を完全に閉じることができない
顎の関節内の構造が異常で、上下の歯の間に隙間ができる。そのため完全に口が閉じられなくなる。
※ただし、この症状は稀です。

全身に見られる症状

全身に見られる症状顎の周辺だけでなく、全身の部位に症状が現れることもあります。

・頭痛、首・肩・背中の痛み、腰痛、肩凝り
・顎関節部やその周辺の痛み
・耳の痛み、耳鳴り、難聴、めまい
・歯の痛み、下の痛み、味覚の異常、口が乾く
・口内炎ができやすい
・嚥下困難、呼吸困難、四肢のしびれ

顎関節症の治療

顎関節症の治療他の歯科疾患と違って、顎関節症は症状を見ることができません。顎関節症とは、ものを噛む運動(咀嚼運動)がうまくできないために、顎関節に負担がかかってしまうことから発症する病気だからです。

治療は、原因と症状の程度にもよりますが、まずは生活習慣の指導から行います。その後、かみ合わせが悪い場合はかみ合わせの調整を行います。そして、食いしばりが激しい場合にはマウスピースを装着していただくことで改善をはかります。歯並びやかみ合わせが悪い場合はマウスピースにて下顎がリラックスしたポジション(位置)を探して、その位置で身体の症状が改善すれば、積極的に矯正治療を行い、噛み合わせを治していきます。
全身においての最適な下顎位を常に考えています。下顎は筋肉に支えられているため、ちょっとしたことで毎日、変化します。下顎位がリラックスした状態で変化しづらい、噛み合わせをいかに作ることが大切になります。

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