2019年9月18日3 分

納得して治療を受けたい

最終更新: 2021年11月5日

真実を見せる「嘘をつかない治療」

当院では「嘘をつかない治療」を方針としています。治療を進めていくと、顎の動きやかみ合わせ、立ち姿などが変化していきますが、治療前の記録がないと比較することができません。特に歯周病治療や矯正治療はゆっくり進めていくので変化がわかりにくく、歯科医師から「よくなってきましたね」と言われても半信半疑に思われる方も入らっしゃいます。

そこで初診時には必ず口腔内写真やビデオ、全身写真、レントゲン写真などの資料を撮影し、記録として残します。治療中も治療前後に顎の動きをビデオで撮影します。その日の治療を終えてからビデオをお見せして、治療内容とその結果どういう状態になったのかをていねいに説明します。

写真やビデオを比較してお見せすると、患者さんも状態の変化が確認できることで安心感が生まれ、信頼関係も深まると考えています。


初診時、1時間かけた検査を行う

初診時には、担当歯科衛生士が1時間かけて検査を行い、現在抱えている問題点を簡単に説明いたします。また生活習慣(ライフスタイル)についても詳しくお聞きします。

生活習慣とむし歯・歯周病は深い関係があり、不規則な食事や睡眠不足、ストレスなど悪い生活習慣が続くと口腔環境も悪化します。特に歯磨き習慣は重要で、歯磨きを怠っているとむし歯・歯周病にかかりやすくなります。生活習慣を改善することでむし歯・歯周病の予防・改善にもつながりますので、ていねいにブラッシング指導を行います。


複数の選択肢をご提案

口腔内、お顔の写真や模型、レントゲン写真などをお見せして、現在の歯やかみ合わせの状態、それに伴う問題点をお話しし、それを改善するための治療法について説明します。ご提案にあたっては検査結果や資料をもとに様々な角度から検討し、あらゆる可能性を探ります。患者さんからご要望をお聞きして費用や治療期間を考慮した上で、最適と思われる治療法を何種類かご提案いたします。

長期的に考えると矯正治療や咬合再構成が必要な方でも、そこまで望んでいないという方もいらっしゃいますので、無理にお勧めはしません。その時にできる範囲での治療を行い、歯周病治療を終えてから咬合再構成を考える方もいらっしゃいます。常に患者さんが主体ですので、治療へのご要望があれば遠慮せずにお話しください。可能な限りご要望を取り入れたアドバイスやご提案をいたします。


治療計画書を作成

「治療計画書」とは治療を効率よく進めていく設計書です。計画書通りに進めていくことで、効果的で長期的に口腔内の健康が保たれます。患者さんに負担が少なく、かつ効果的に進めていけるのかを考えて治療のスケジュールを綿密に立てます。計画書を作成したら、なぜこの順番で進めていくのか説明し、患者さんの了承を得てから見積もりを提出し、同意書を頂いた後に治療に進みます。

治療は計画書通りに進めて行きますので、現在、どの段階まで治療が進んでいるのかを把握することができます。なお治療経過によっては順番が変更になる場合もあります。その場合は、必ず患者さんに説明してから進めますので安心して下さい。


不安や疑問はご相談ください

信頼関係がなければ高度な治療を提供しても、患者さんに喜んでいただけないと考えています。患者さんが抱えている問題やご要望をていねいにお聞きし、その方に相応しい治療を提案し、一つひとつ確実に進めていくことで信頼関係が生まれ、治療において期待以上の結果を出すことができます。常に患者さんの立場を考え、患者さんに寄り添ったていねいなカウンセリングを心がけていますので、不安や疑問がありましたら遠慮なくご相談ください。