2019年9月18日3 分

かみづらい、食事がしづらい

最終更新: 2021年11月5日

●かみづらい、食事がしづらい。

●インプラントしたのに、うまく噛めない。

●歯医者さんで治療したのに、うまく噛めない。

●何件も歯医者に行ったけど、ご飯が食べれない。

●咀嚼に違和感を感じる。ほっぺを噛んでしまう。

●矯正治療したら、噛めなくなってしまった。

● 矯正したら、顎が痛い 。

このような症状は「かみ合わせ」を正しくすることで治療できます。


かみ合わせの治療=咬合再構成

咬合再構成(こうごうさいこうせい)は、かみ合わせ異常が起きている (咬合崩壊) 口腔内を再構築する治療です。具体的には矯正治療で歯を正しい位置に誘導したり、補綴治療(かぶせ物治療)で正しいかみ合わせを作ります。治療をする上でポイントになるのが顎の位置です。

下顎は上顎にぶら下がっていて筋肉に支えられているため、下顎位は日々、変化しています。下顎の筋肉が緊張していると動きが鈍くなり、下顎位がずれて顎関節症や頚椎の歪みなどが生じます。変化しづらいかみ合わせを作るには、下顎がリラックスしている状態でポジションを決めることが大切です。

まず下顎のポジション(筋肉位)を決めた後、それに合わせて矯正治療で歯を正しいポジションに誘導します。補綴物(被せ物)が多い場合は仮歯を作製して、機能性・審美性・清掃性・発音(舌感)などに異常がないかどうか確認します。問題がなければ仮歯と同じ形態の最終的な補綴物を作製し装着します。

咬合再構成において一番大事なのは、噛み合わせを一から作り直すのため、診査、診断をしっかり行い、それを元に、しっかりとした設計図(診断用ワックスアップ)を作ることが大切であります。家を建てる時に建物の構造やいろんなことを考慮に入れて、設計士さんが設計図を作ります。それを元に大工さんが家を建てていくと思います。噛み合わせも同じで最終ゴールをイメージした設計図(診断用ワックスアップ)が必要になります。特に顎顔面の診断が大切になります。


せっかくの治療をダメにしないために


 
いくら良い治療をしても、噛み合わせが悪いと全部がダメになってしまう場合があります。

たとえば、マイクロスコープを使って歯の根っこの治療(歯内療法)を完璧にしても、かみ合わせが悪いと歯は長持ちしません。

重度の歯周病の治療をして大切な歯を残しても、かみ合わせが悪ければ余計な力がかかってしまうため、歯が倒れてしまい、ものが噛めなくなるという可能性が出てきます。

インプラント治療をすればものが噛めるようになるといわれますが、これもかみ合わせが悪いと十分に噛むことができません。

どんな治療においても、必ずかみ合わせを考慮して治療を行う、これが当院のこだわりです。