日本口腔インンプラント学会よりインプラント治療指針2020年版が発行されました。
今年のインプラント学会もこれに則って行われました。
不正咬合(歯並び、噛み合わせが悪い状態)のまま、インプラント治療されているケースがとても多いです。
セカンドオピニオンにいらっしゃる患者さんのほとんどがそうです。
歯並びやかみ合わせが悪いまま、インプラント治療すると必ず、のちにトラブルを引き起こします。
歯並びやかみ合わせが悪い場合は、それを改善したのちにインプラント治療することが望ましいと口腔インプラント学会の治療指針に記載されています。
口の中は、毎日、噛んでいるため、とても強い力が加わります。上下の力のバランスが悪いと咬合力がそこに集中して、過重負担となり、インプラントの破折や、インプラント周りの骨吸収が引き起こす原因となると記載されています。
歯並びやかみ合わせがとても悪い場合は咬合再構成が必要とも記載されています。
以上のことから、インプラント治療を行う際に全体のかみ合わせを見て、治療するの事はとても大切かつ重要な治療になります。
かみ合わせの調整はミクロン単位です。本当に難しい治療にあります。