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口を開けるとカクカクと音がする、口が開きにくい(顎関節症)

更新日:2021年11月5日


顎関節症を疑う症状とは?

つかだ歯科医院 顎関節症について

顎関節症には大きく分けて5つの症状があります。

これらの症状が一つ、あるいはいくつか同時に起こることがあります。


●顎が痛む

顎関節や周辺の頬、こめかみが痛む。

口の開け閉めや食べ物を噛むときなど、顎を動かしたときに痛みが生じる。


●口を大きく開けない

指2本程度(30mmくらい)しか口がひらかない。

正常な人は指3本(40~50mm)程度開く。

いきなり口が開かなくなる場合と、徐々に開かなくなる場合がある。


●顎を動かすと音がする

顎を動かしたときに耳の前あたりで「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がする。


●かみ合わせに違和感がある

顎の関節や筋肉に異常があると顎の動きが変化してかみ合わせが変わってしまうことがある。


●口を完全に閉じることができない

顎の関節内の構造が異常で、上下の歯の間に隙間ができる。

そのため完全に口が閉じられなくなる。

※ただし、この症状は稀です。


 

顎関節症から全身に影響が現れる場合も

顎の周辺だけでなく、全身の部位に症状が現れることもあります。

●頭痛、首・肩・背中の痛み、腰痛、肩凝り

●顎関節部やその周辺の痛み

●耳の痛み、耳鳴り、難聴、めまい

●歯の痛み、下の痛み、味覚の異常、口が乾く

●口内炎ができやすい

●嚥下困難、呼吸困難、四肢のしびれ


 

まずは「生活習慣」や「かみ合わせ」を見直す

他の歯科疾患と違って、顎関節症は症状を見ることができません。顎関節症とは、ものを噛む運動がうまくできないために、顎関節に負担がかかってしまうことから発症する病気だからです。


治療は、原因と症状の程度にもよりますが、まずは生活習慣の指導から行います。その後、かみ合わせが悪い場合はかみ合わせの調整を行います。そして、食いしばりが激しい場合にはマウスピースを装着していただくことで改善をはかります。歯並びやかみ合わせが悪い場合はマウスピースにて下顎がリラックスしたポジション(位置)を探して、その位置で身体の症状が改善すれば、積極的に矯正治療を行い、噛み合わせを治していきます。


当院では全身においての最適な下顎位を常に考えています。下顎は筋肉に支えられているため、ちょっとしたことで毎日、変化します。下顎位がリラックスした状態で変化しづらい、噛み合わせをいかに作ることが大切になります。

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